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Fashion

2022.03.20

[inGENERAL ITEM FOCUS]
隠れた新定番。Rootのコンブナイロン製バッグシリーズ

強度と軽量性に優れたKONBU®-Nを使用した、[Root(ルート)]のバッグに注目

[inGENERAL ITEM FOCUS] 隠れた新定番。Rootのコンブナイロン製バッグシリーズ

Content

そもそも「コンブナイロン」とは?

服飾資材商社の老舗が本気で取り組んだバッグブランド[Root]

機能面では帆布超え? 雨も怖くない大容量軽量トート
Root / カーペンタートートkonbu

スリムな魅力で一番人気のスクエア型
Root / 和ックパック konbu

新定番に推したい。高機能な“大人のためのデイパック”
Root / ライトパック konbu

“軽さは正義”。400グラムのショルダートート
Root / BOXトート konbu

ミニマルデザインに詰め込まれた高機能
Root / ボックスリュック konbu

そもそも「コンブナイロン」とは?

[Root]というバッグブランドの名前を知らなくても、「コンブナイロン」という素材の名前は聞いたことがあるかもしれない。日本屈指の化学素材メーカーで、ファッション衣料を中心に医療、建築建材、電材関連の資材や先端材料を手掛ける小松マテーレ(旧・小松精練)社が開発したナイロン100%のファブリックだ。

引き裂き強度と軽量性に優れ、さらに撥水加工も施すことが可能な機能素材だが、その感触や風合いがまさにコンブのような風合いなので、「KONBU®-N(コンブナイロン)」と名付けられた。

立体的に成形されると縦型のトートバッグでも自立することもあって、“スタンディング・ファブリック”とも呼ばれ、色の表現にも優れているため衣料関連の素材として注目されている。

服飾資材商社の老舗が本気で取り組んだバッグブランド[Root]

Root Bag コンブナイロン

今回紹介するのは、ベーシックで使い勝手の良いバッグを多数手がけている[Root]という日本ブランドがコンブナイロンを素材に採用したバッグシリーズ。写真はすべて“チャコール”カラーのモデルだが、濃過ぎず、薄過ぎない絶妙なグレーの発色で、一番人気のカラーだ。

[Root]は2017年に誕生した新興ブランド。実はそのメーカーは創業130年を超える老舗で、主に衣料関連の資材を100万点(!)も揃える日本の服飾資材商社・島田商事

大阪にある自社工場“TOYONAKA BAG FACTORY”で企画・生産・販売までを行っており、すべてコンピュータミシンなどを使わない、職人による手作業にこだわっているという。いわゆる“商社企画モノ”とは一線を画すクラフトマンシップ、そして膨大な資材から厳選した素材を採用できるという説得力を持つのが[Root]というバッグブランドであり、コンブナイロン以外にもレザーなどを使ったプロダクトもラインナップしている。

今回はinGENERALでは、数ある[Root]のバッグの中から、コンブナイロンを使ったバッグシリーズに着目した。強度と軽量性に優れたこの素材を使いながら、バッグに必要不可欠な「使い勝手の良さ」「デザイン性」が高いバランスで追求された5つのモデルを、その機能性と共に紹介して行く。

Photo 清水健吾 Kengo Shimizu
Text 武井幸久(HIGHVISION)

機能面では帆布超え? 雨も怖くない大容量軽量トート
Root / カーペンタートートkonbu

Root Bag カーペンタートート konbu

帆布製のトートバッグは定番ブランドを中心に持っている人は多いが、宿命的にある程度の重量や、経年劣化を受け入れなければならない。(もちろん帆布の経年変化は“アジ”のひとつだ)

コンブナイロンを使用したこの[Root]“カーペンタートート”は、大容量ながら285gと超軽量で、撥水加工も施されているので、雨の日でも使うことができるという特徴がある。

外ポケットは前後合わせて6つもあり、A4サイズのノートも入る2wayポーチも付属。デザインは極めてシンプルながら、持ち手はレザーになっているので、ファッションと相性が高いものになっている点にも着目したい。

撥水加工のメリット
Root Bag カーペンタートート konbu

 

外側のポケットにはさまざまなものが収納できるが、撥水性もあるため、折りたたみの傘などを入れておくのにも使える。これは帆布製のトートバッグにはなかなかできない芸当とも言えるだろう。トートらしく、多少雑に使えるのもこのバッグの魅力でもある。

Root カーペンタートートkonbu
PRICE:¥16,280
COLOR : チャコール、ブラック、ネイビー (写真はブラック)
SPEC:[SIZE]下幅 32cm/上幅 48cm/高さ 36cm/マチ 19cm/持ち手の高さ 17cm
[WEIGHT]本体285g ポーチ58g [MATERIAL]ナイロン、牛革
https://root1887.shop/products/carpenter_tote_konbu

スリムな魅力で一番人気のスクエア型
Root / 和ックパック konbu

Root Bag 和ックパック konbu

[Root]のバッグの中で一番人気は、コチラの“和ックパック”。ビジネスのシーンでも使えるスクエア型のバッグは通常マチの大きさもあって、背負うと存在感が出過ぎてしまうものが多いが、この“和ックパック”は、側面のマチを“下部が広めで、上に行くほど狭くなる三角形”にすることで、背負った時のスリムなフォルムを実現している。

さらに上部のハンドルで持つ手提げスタイルに出来るので、電車に乗った時や得意先に行った時にも便利な仕様になっているのも人気の理由だ。

バッグ内部には緩衝材の入ったPCポケットがあり、PCを直接インできるのは、このバッグの外見からは少し想像し難い高性能ポイント。それがビジネスマンからの人気を後押ししているという。

便利なフロントポケットの両引きスライダージッパー
Root Bag 和ックパック konbu

便利なフロントの大きなジップポケット。背負ったままでも名刺入れやペンなどを出し入れしやすい仕様で、YKKの“メタルックスタフ”という両引きスライダーの高性能ジッパーを取り入れているのも、服飾資材商社らしい贅沢なパーツ選び。

Root 和ックパック konbu
PRICE:¥18,700
COLOR : チャコール、ピスタチオ、ネイビー、ブラック (写真はピスタチオ)
SPEC:[SIZE]幅 31cm/高さ 43cm/マチ 14cm/持ち手 71~80cm
[WEIGHT] 665g  [MATERIAL]ナイロン、牛革
https://root1887.shop/products/wackpack_konbu_neo

新定番に推したい。高機能な“大人のためのデイパック”
Root / ライトパック konbu

Root Bag ライトパック konbu
バッグブランドはもちろんのこと、アウトドアブランドからファッションブランドまで実に選択肢が多いのがバックパック。仕事にも使えるような“カジュアルになり過ぎないバランス”のバックパックを探していた人には、このモデルを新定番のひとつとしてオススメしたい。

コンブナイロンの強度と軽量性がありながら、程よいサイズ感で13インチまで入るPC収納ポケットもあり、フロントポケットはレザーを用いることで高級感も兼ね備えた“ライトパック”

レザー部分に入った[Root]ロゴはドリル加工による微細な穴で表現されており、その内側の反射材によるリフレクション機能も備わっているので、夜間移動の安心材料の一つにもなっている。

逆さにしても落ちない! ドリンクホルダーポケット
Root Bag ライトパック konbu

 

この“ライトパック”のユニークな機能のひとつが、正面右サイドのドリンクホルダーポケット。ポケットの内側に滑り止めが施されているので、ボトルタンブラーやペットボトルを入れておいても落ちにくい。これは地味に便利な機能と言えるだろう。(今回実際に逆さにして撮影してみたが、落ちる気配はなかった)

Root ライトパック konbu
PRICE:¥20,680
COLOR : チャコール、ピスタチオ、ネイビー、ブラック (写真はピスタチオ)
SPEC:[SIZE]幅 31cm/高さ 40cm/マチ 13cm/持ち手 57~67cm
[WEIGHT] 560g  [MATERIAL]ナイロン、牛革
https://root1887.shop/products/lightpack

“軽さは正義”。400グラムのショルダートート
Root / BOXトート konbu

Root Bag BOXトート konbu
PCだけでなく、デバイスやその充電アクセサリー類など、何かと携行品が多い現代。バッグにはある程度の容量だけでなく、本体が軽量であることが求められる。

この“BOXトート”はショルダーとレザー持ち手の2way仕様で、十分な容量と内外ポケットの機能性がありながら、その重量はわずか400グラム。この軽さは正義。長く使うほど有り難みが湧いてくるはずだ。

外側には止水ジップを採用した小物の仕分けも可能なフロントポケット、ボタン付きのバックポケットも備え、内側にはファスナー付きポケット、小分け可能なポケット、ペットボトルホルダーなど、収納面が充実している。

撥水性能を最大限に発揮するフロントの止水ジップ
Root Bag BOXトート konbu

撥水加工が施されたコンブナイロンは撥水性能も高いため、急な雨でも安心して使える。この“BOXトート”のフロントには止水ジップが採用されているが、よく見るとレーザー加工でさりげなく[Root]のロゴが。これも高い職人技術があってこそなのだという。

Root BOXトート konbu
PRICE:¥18,700
COLOR : チャコール、ネイビー、ブラック (写真はネイビー)
SPEC:[SIZE]幅 30cm/高さ 37.5cm/マチ 13.5cm/ショルダー長さ 59.5cm~105cm
[WEIGHT] 400g  [MATERIAL]ナイロン、牛革
https://root1887.shop/products/boxtote_konbu

ミニマルデザインに詰め込まれた高機能
Root / ボックスリュック konbu

Root Bag ボックスリュック konbu
“ボックスリュック”は、ビジネスでも使いやすいミニマルデザイン。デザイン的にはシンプルながら、内側には最大15インチのPCポケット、その反対側にはファスナー付きのポケット、マチ付き、マチなしの3つの小分けポケットなど、内側のポケットが充実している。

パックパックのように背負って使え、レザーの取っ手でタテ型に持つこともできる2way仕様は、ビジネスシーンや電車に乗った時のこともよく考えられている。

底面からサイドにはレザーが使われているため安定感と高級感があるが、サイドのレザーは三角形になっているので、背負った時に上部がスッキリと見えるように設計されているのも嬉しい。

収納力と利便性に優れたフロントポケット
Root Bag ボックスリュック konbu

フロントの大きなポケットは十分な容量と、スマートフォンや名刺をピッタリと収めることのできる小分けが備わっている。スマホポケットは背負ったままでも取り出しやすいようにナナメに配置されており、同じく名刺入れポケットも少しだけ斜めに配置されているのがポイント。

Root ボックスリュック konbu
PRICE:¥23,100
COLOR : チャコール、ネイビー、ブラック (写真はブラック)
SPEC:[SIZE]幅 30cm/高さ 42cm/マチ 16.5cm/持ち手 48~87cm
[WEIGHT] 690g  [MATERIAL]ナイロン、牛革
https://root1887.shop/products/boxruck

[編集後記]
以前からコンブナイロンという素材には注目していた。今回紹介した[Root]は、まだ知らない人も多いブランドだが、じわじわとユーザーを増やしていると聞いて納得した。素材使いの良さだけでなく、細部まで考えられた作りと程よいデザイン感、そしてプライスも魅力的だ。いざ手にしたら、つい毎日使ってしまいそうな魅力がある。バッグの新定番ブランドとして、今後も注目だ。(武井)

[CONTACT]
Root
TEL:06-6947-0150
https://root1887.shop
※“KONBUは、小松マテーレ株式会社の日本国およびその他の国における登録商標または商標です。

Root POP-UPスケジュール
※2022年3月下旬〜5月下旬まで
東急ハンズ京都店 2/28(月) – 4/3(日):現在開催中
高槻阪急 3/23(水) – 3/29(火)
柏高島屋 4/20(水) – 4/26(火)
川西阪急 5/11(水) – 5/17(火)
枚方T-SITE 5/17(火) – 5/30(月)
JR名古屋タカシマヤ 5/18(水) – 5/24(火)

Content

そもそも「コンブナイロン」とは?

服飾資材商社の老舗が本気で取り組んだバッグブランド[Root]

機能面では帆布超え? 雨も怖くない大容量軽量トート
Root / カーペンタートートkonbu

スリムな魅力で一番人気のスクエア型
Root / 和ックパック konbu

新定番に推したい。高機能な“大人のためのデイパック”
Root / ライトパック konbu

“軽さは正義”。400グラムのショルダートート
Root / BOXトート konbu

ミニマルデザインに詰め込まれた高機能
Root / ボックスリュック konbu

Editorial

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