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Fashion

2020.07.01

メイドインUSAの日本の白Tブランド MINE(マイン)とは?

2019年生まれのニューカマー白Tは、ネクストスタンダードのひとつになりそう

メイドインUSAの日本の白Tブランド MINE(マイン)とは?

Content

日本人は「白T」好き

USAコットンの魅力とは

[MINE]のシルエットは?

日本人は「白T」好き

東京・千駄ヶ谷には、週末だけオープンする白いTシャツだけの専門店(「#FFFFFFT(シロティ)」)も存在するほど、なぜか日本人は白Tに強い執着が。シンプルなボトムスに白いTシャツというコーディネートは、流行りとかを超越してひとつのスタイルとして定着しているが、そうした中で、生地感、丈感、シルエット、首回りなど、自分にフィットする一枚を求める人は増え続けている。

アンダーウェアと紙一重だった白Tのイメージが変わったのは、古くはジェームス・ディーンあたりから。1980年代後半の渋カジブーム以降は[Hanes(ヘインズ)]などのメイドインUSAのTシャツを着ることがステイタスにもなり、「[ヘインズ]派、[Anvil(アンヴィル)]派、[Fruit of the loom(フルーツオブザルーム)]派など、自分好みのアメリカTがあることも普通だった。

MADE IN USAの白Tシャツが希少な存在に

Tシャツを産んだ国とも言えるアメリカだが、2000年代以降はジーンズ同様アメリカ国内での生産は減少し、中国をはじめとした海外生産ものが多数派になった。アメリカのベーシックなサイズ感と日本のトレンドにズレが出てきたことや、USAメイドにこだわりを持つ人も少なくってきたこともあり、近年は「ブランドはUSA、生産は別の国」のTシャツも普通になっている。そうした中でMADE IN USAの白Tはかつてより希少な存在に。今回フォーカスする[MINE(マイン)]は、そうした流れの逆流ともいえる「USAメイドの日本のTシャツブランド」だ。

20年前のバンドTから受けた衝撃

[MINE]をプロデュースするディレクターの明石氏がUSAメイドの白Tシャツの構想を始めたのは2018年。きっかけは自分が持っていた一枚の古いバンドTだったという。

「20年も前のものなのに新品のような風合いがあることに軽く衝撃を受けたんです。生地の厚み、USAメイド特有の生地感含め。そういえば最近のTシャツボディはUSAものが少なくなってきて、選択肢も少ないと思っていたので、自分たちでUSAメイドのボディが作れないかと考え始めました」

そのタイミングで運良くLAの工場とのパイプのある現地在住の人と知り合ったことからとんとん拍子に話は進み、2019年6月にはメイドインUSAの日本ブランド[MINE]が誕生した。

USAコットンの魅力とは

アメリカから空輸されてくる[MINE]。ダンボールの質感もアメリカそのもの。

「メイドインUSAのTシャツの最大の魅力は?」と明石氏に聞くと、「ニュアンスや質感の話なので言葉にするのは難しいけど」と前置きをしつつ、答えてくれた。

「やっぱりUSAコットン特有の生地感です。同じオンスのものを作っても、USAメイドのものは生地がカラッとしている一方で、中国産や国内産のものはどこか“しっとり”しています。これは好みの問題も大きいですが、自分たちにとってはこのUSAコットンから来る少し乾いた質感の方が好きなんです。でも重要なのはクオリティですよね。同じUSAメイドでも、生地が弱くて『1年着たら終わり』みたいなボディもあります。その点、我々がお願いしているこの生地はタフさにもこだわりました。やっぱり長く着て欲しいし、いずれヴィンテージになってどこかの古着屋から発掘されたりしたら嬉しいなくらい考えています」

[MINE]のシルエットは?

生地感もそうだが、シルエットや丈感も白Tに求められる重要な要素。トレンドの変化とともに、“街にフィットする”シルエットも変わるからだ。[MINE]の場合はあくまでも今の時代のスタンダードに準拠しているという。

「おしゃれになり過ぎず、かといってズボラな感じにもならないようにパタンナーと考えました。やっぱり多くの人に着て欲しいので、プリントなどのベースボディとしても汎用性があるようにはしています。もちろんいずれトレンドのシルエットも変化すると思うので、その時は変えようと思いますが、その時代のスタンダードに合わせていきたいと考えています」

[WTAPS]や国内ブランドともコラボレーション

白いダクトテープも[MINE]のアイデンティティのひとつ。アメリカ製のオリジナルダクトテープを作れるルートがあるという。こちらは千駄ヶ谷の白T専門店「#FFFFFFT」とのコラボ用に作ったもの。

2019年にデビューして間もなくコラボレーションが決まったのは、日本ブランドの中でもアメリカのプロダクトイズムに敏感な[WTAPS(ダブルタップス)]。デザイナーの西山徹さん本人も[MINE]コラボのTシャツはお気に入りのようで、メディアなどで着用している姿も見られるという。

「もちろん自信を持っているプロダクトですが、あれだけモノに厳しい方に気に入っていただけるとやっぱり嬉しいですよね。何でもそうですけど、『どこのパンツが調子いいの?』とか『最近どこのボディのTシャツがいいの?』っていう会話ってあるじゃないですか。今後そういう中に[MINE]の名前が挙がってきたらいいなと思います」

この[MINE]、すでに[BEAUTY&YOUTH UNITED ARROS(ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ)]や、[ESTNATION(エストネーション)]、そして冒頭に書いた白T専門店「#FFFFFFT」でも取扱いがスタートしており、今年はサンダルブランドの[SUICOKE(スイコック)]ともコラボレーションし、現在も国内ブランドとの企画も進行中。今後[MINE]のボディを使ったブランドのTシャツも増えそうな予感だ。そして何を隠そう当メディア『inGENERAL(インジェネラル)』のTシャツも現在[MINE]と作成中。近日少量で販売を開始するのでお楽しみに。

 

現在の[MINE]のラインナップは、プレーンT(WHITE LABEL)¥4,800+TAXとポケT(RED RABEL)¥5,500+TAX、ロンT(BLACK LABEL)¥6,500+TAXの3型。今後はブラック系の色も追加予定とか。

[CONTACT]
MINE(マイン)
URL : https://www.mine-t.online
INSTAGRAM : https://www.instagram.com/mine_u.s.a/

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