ワンランク上のスタンダードを探すメディア、inGENERAL(インジェネラル)スタートしました
初めまして。のんびりやります。
変化したライフスタイル
『inGENERAL(インジェネラル)』はコロナウイルス明けの2020年発足のファッションメディアです。このウイルスは世界中にさまざまな悲劇や制約をもたらしましたが、同時に「STAY HOME」や「リモートワーク」の中で、多くの人にこれまでとは違う視点を与えてくれた部分もあります。
ファッションの世界では、業界のリーダーたちによる「ファッションのサイクルやものづくりを考え直そう」という宣言もあり、その同調の輪はよりサステナブルなもの(長く使える / 環境負荷が低い)への関心にと繋がっています。
個人のレベルでもこの時間の間に大切なものに気づき、「これはムダなもの」と取捨選択と吟味をし「なんとなく消費していた行動」を見直して、本当に欲しいものを探す動きも出ています。
そこには物理的、経済的パラダイムシフトせざるを得ない状況もありつつ、ポジティブな響きを含んでいるように感じます。
今後ファッションやライフスタイルグッズはより生活に根差したものになり、華美で熱狂的なものよりも“平熱的なもの”目が向けられる気配もあります。
メディアの名前は“一般的”
この新メディアの名称である“in general”は、「普通」とか「一般的に」として使われる英語です。
ちなみに「普通」と聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?
「普通」= 平均的でつまらない、「普通」=ダサいと感じる人もいますが、気張っているよりも「普通であること」や「平熱感」のあるスタイルの方が実は格好いい。それは編集者として、長年ハイセンスな人を見ていてつくづく感じる共通点です。
クリエイティブな世界で仕事をしている人の中には、これみよがしのモノは身につけていないのに、いわゆる“抜け感”があって妙にカッコいい人が多くいます。そういうセンスを見ていると、普通な格好の中にもオシャレの真髄が隠れていることに気づかされます。
ところがその「普通」こそ難しい。
「普通」と 「普通だけどダサくないもの」の境界線は紙一重です。
メディア『inGENERAL』は、そんな「普通なんだけど普通じゃないもの」や「ワンランク上の普通」を追いかけてみたいと思います。都会のど真ん中でも、地元のスーパーにいてもほどよく、そして気分良くいられるファッションやライフスタイルの情報を届けることが『inGENERAL』の役割です。
編集者について
編集者は発行元でもある株式会社ハイビジョンの代表・武井幸久。1972年生まれで、大学卒業後は数々のファッション&カルチャー関連の雑誌やウェブメディアの広告、編集を手がけてきました。
一番長いキャリアはファッション&カルチャー雑誌の『EYESCREAM(アイスクリーム)』。創刊から13年間同誌に携わり、『99人のコム デ ギャルソン』や『東京デスティネーションストア』、『京都デスティネーションストア』、別冊『EYESCREAM+sacai』、『EYESCREAM+石川直樹』などを中心に手がけました。
2007年に編集的な手法を軸にしたソロ・プロダクションとして株式会社ハイビジョン(HIGHVISION.Co.,Ltd)を設立。メディアワークとクリエイティブ・プロダクション、コンサルティング、インタビューや執筆などを行っています。
ウェブメディアでは『honeyee.com』、『EVERMADE.』などを手掛けてきましたが、今回はじめて自社メディアとしてこの『inGENERAL』をスタートします。理由は既存のメディアカラーではなく、もう少し自分目線のメディアを作りたかったから。
いろんな方にご登場、手伝っていただく予定ですが、基本は編集者ひとり。更新頻度も他メディアには圧倒的に劣りますが、自分が良いと感じたものを中心にマイペースに発信していく予定です。どうぞよろしくお願いします。
2020年6月30日
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