注目ブランド TENEO のアートプロジェクト第1弾は、陶器のガスマスク?
岐阜県飛騨高山の 渋草柳造窯 と生み出した盆栽鉢と花瓶が、フルハンドメイドモデルとセミハンドメイドモデルで発売に
コロナ渦を投影したアート作品
以前ブログでも書いたように、編集人が密かに注目しているファッションブランド[TENEO(テネオ)]。
日仏の異なる文化や背景をクオリティの高いプロダクトに反映している新ブランドだが、2020年にスタートしたこともあり、コロナ渦を受けて日本での認知も流通量も十分ではなく、現在はまだ一部の人にしか知られていない。
そんな決して幸先の良いスタートとは言えない中でも、このようなプロジェクトを密かに推進しているあたりが[TENEO]がちょっと只者ではないところ。
「アートプロジェクト」の第1弾として世に送り出されるのは、なんと“陶器製のガスマスク”。もちろんガスマスクそのものではなく、ガスマスクの形状をした陶器の盆栽鉢と花瓶だ。いずれにしてもかなり意表を突いた発想であることは間違いない。
これは新型コロナウイルスのパンデミックを象徴しているものではあるが、「ネガティブなイメージが連想されやすいガスマスクを、パンデミック渦の過去の象徴となるように」と、あえてデザインベースに採用したという。
“相反する安心感や癒しなどのポジティブなイメージを持つ植物や生花を未来の象徴として植えこむ/生けることで、2020の大きな混乱と困難を忘れることなく、前を向いて行こうと言うメッセージを込めています。”
しかもこの陶器のオブジェは、岐阜県飛騨高山で江戸時代から続く窯元・渋草柳造窯が製造を担当。七代渋草柳造氏の代名詞でもある高い造形力が反映されており、アートとしての迫力も持ち合わせている。
今回は全ての製作工程をフルハンドメイドで仕上げたモデル(お値段税込198万円!)と、複数の型を駆使して制作したのちに手作業で細部を仕上げたセミハンドメイド(税込23万1000円)の2モデルをそれぞれ盆栽鉢と花瓶バージョンで展開。
こちらはセミハンドメイドVer。
2021年4月中旬より「TENEO WEB SHOPにて予約受付を開始後、同年9月より発売開始予定。
また、一般社団法人日本和文化更新プロジェクト主催の「第1回和文化グランプリ」や、Japan craft 21による「日本伝統工芸再生コンテスト」への出展を見据え、今後も様々な伝統工芸やアーティストを迎え、GAS MASK POT / VASEの異なる表情をリリース予定で、2021年4月~9月にかけては「渋谷PARCO」 ディスカバージャパンラボ、東京/パリを中心にインスタレーションを展開予定となっている。
ファッションだけではない[TENEO]の魅力。今後の展開も楽しみだ。
[INFORMATION]
GAS MASK POT – FULL HAND MADE ¥1,980,000税込
GAS MASK VASE – FULL HAND MADE ¥1,980,000税込
GAS MASK POT – SEMI HAND MADE ¥231,000税込
GAS MASK VASE – SEMI HAND MADE ¥231,000税込
[CONCACT]
TENEO
https://teneo.work
Editorial
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